愛神の大麻物語

皆さん、こんにちは。

夏至も過ぎ、夏もいよいよ本番が近づいてきました。

今回は約二ヶ月ぶりの”月のダイアリー”更新。

月に合わせてのコラムなはずなのに、日々の忙しさから不定期な更新となってしまい、有言実行の難しさが身に染みる今日この頃です。

しかし、コラムを始めると宣言した事で、”麻てらす”の吉岡敏郎監督が、一之宮貫前神社での式年遷宮祭の様子を描いた、大変貴重なゲストコラムを書いて下さったりととても有難い応援を頂きました。

また”麻てらす”といえば、本日、24日(土)に三重県伊勢にあります賓日館にて初の上映会が行なわれるとの事です!

きっと、予告編を見るに、麻と日本人の精神性との関わりが描かれた美しい作品となっていることでしょう。私も一日でも早く拝見出来ることを心待ちにしています。

更に『麻てらす』は自主上映会も可能ですので、ご興味のある方は是非公式HPをご覧下さい。

本編では、神社と麻との関係性についても語られており、いかに麻が日本の文化に根付いた植物であり、伝統を継承できるか?ということが大きなテーマとなっています。

歴史を振り返れば、神社と麻との関係は日本古事記の中にある、有名な天の岩戸伝説に由来します。

『太陽神、天照が天の岩戸に隠れ世界が闇に包まれた時、世界に光を取り戻そうと八百万の神々が集まり、飲めや歌えの大神楽を行った。その時、指揮を執っていた神官が榊の先につけていた物が大麻だった。』

神社の神主さんが祓いの際に使う大幣も、別名”大麻”と言い、昔から神社で麻は罪穢れを祓う、神聖な名としてその響きを残しています。

神社と麻の関係と言えば、私も5年前に、愛媛県にある伊豫豆比古命神社(通称椿神社)にて、御鎮座2300年祭の祝賀イベントで講演を行わせて頂いた事がありました。

その時は、同年のシンガーソングライター・宮城愛さんと共演をし、私が麻と環境、教育に対する講演を、愛さんが癒しの歌声でライブをという二人三脚のステージで『愛神の大麻物語』と題して、地元の方々のご協力、ご声援の下、行う事が出来ました。

2300年という悠久の時を人々と寄り添ってきた、由緒ある厳かな神社での講演ライブは私達にとって、大変貴重な経験となり、今でも鮮明に記憶に残っています。

愛さんとの出逢いは、彼女が私の講演DVDを見て、連絡をくれたことがきっかけでした。その後すぐに、講演ライブの企画で共に四国を巡ることとなり、私は言葉を通じて、愛さんは音楽を通じてメッセージを伝えるというスタイルで旅をし、その後もお互いに意識の共有が出来る仲間として、ご縁を頂いています。
実は今ちょうど来沖中な愛さん。

慰霊の日だった昨日、愛さんとまだ幼い息子さん、そして愛さんのお母さんと共に会食をし、約二年ぶりの再会に、話が弾みました。

教育、環境、互いの将来の事、そして、慰霊の日だったので、平和についての話。

私達若い世代が、自分達の成すべきことをしっかりと取り組んで、子供達により平和な世界を残してあげられるようにしたいと、そんな想いを共感、共有出来る大切な友人です。

彼女の歌声は、自然に対する畏敬の念や、平和に対する想いが溢れだしているようで、心を打たれます。

そして、今日はこれから那覇で行われる愛さんのライブへ。

友人との久しぶりの再会、そして、麻てらすの公開を祝いながら、新月の今夜は癒しの歌声に浸りたいと思います。